2017年JRAのレースを種牡馬成績とともに振り返る
                                     レポートby馬賭

0. 本レポートにおける注意事項
 注意事項に関しては2016年のレポートとおりであるが、本レポートを読んで頂くにあたり理解していただく必要があるので、必ず「2016年JRAのレースを牡馬成とともに振り返る」の0項を参照していただきたい。

1. はじめに
 2017年年度代表馬にはキタサンブラックが選ばれた。そのことに異論があるファンは少ないであろう。惨敗したレースもあるにはあったが、GI4勝は数値的にも申し分なく、その勝ち方は過去の名馬達にも劣らないどころか、信じ難い程の強さを見せつけたといってもいいだろう。キタサンブラックの父はご存じの通りブラックタイド。ディープインパクトの全兄である。
 ディープインパクト、ブラックタイドをはじめとしたサンデーサイレンス系の種牡馬、その子達は日本の競馬界を席巻していると言ってもいいだろう。サンデーサイレンス系産駒の成績を振り返ると、2016年のGIIは36レース中21レース、GIは22レース中15レース制したし、2017年はGII34レース中21レース、GIは24レース中14レース制した(いずれも平地重賞)。この数値だけ見るとかなりの勝率である。障害レースGIもサンデーサイレンス系、地方GIの中でも注目度の高い帝王賞、東京大賞典もサンデーサイレンス系が制した。大レースでのこうした印象からサンデーサイレンス系が特別視されても仕方ないところであろう。ただ忘れてはならないのは、世界の競馬事情からすれば、日本の状況は特殊であり、この特殊事情を「はいそうですか」と単純に納得してしまってよいのか?との疑問が出てくる。
 海外の種牡馬リーディング も昨年と大きく変化はなく、ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系の2大系統が拮抗しながら勢いを持っていて、海外の競馬ファンの間では、よっぽどのマニアでも無い限り、サンデーサイレンス系の日本での隆盛は意識していないであろう。
 だた、こうした海外のファン、日本のファンの認識は正しいものなのだろうか?各国々で施設としての競馬場、気候やレースプログラムの特徴に違いがあるのは当然にしても、俯瞰的に見れば遺伝子的に大差のない種牡馬の系統の違いが、決定的な原因となっているというのは、個人的には納得し難いところがある。その疑問に答えるためには、まずはデータを客観的に眺めてみる必要があろう。人は時として強い印象を受けるとその経験に引っ張られて、知らず知らずのうちに先入観の囚われてしまうことがある。本レポートでは、種牡馬論を断定的に述べることまではできないが、2017年のJRA全レースの種牡馬成績を元に我々の持つ“先入観“の部分をできるだけ取り除くことを目的としてまとめた。競走馬の馬産は経済活動として行われているので、獲得賞金こそが結果のすべて(本来は種付け料だけでなく様々な経費を含めた、対投資で議論すべきと思うが)であり、種牡馬リーディングは獲得賞金を基準に決められている。この方法では能力が同じなら出走産駒数多いほど評価が高くなる。本レポートでは種牡馬の能力をレースの勝率で評価するという立場を取っている。これにも欠点はあり、勝利馬以外2着でもビリでも同じという乱暴な方法ではある。ちなみに、平均入着賞金(入着賞金/出走回数)と勝率の間には良い相関関係があったので、それほどおかしなパラメーターではないと考える。

2. データの取得方法と血統の整理方法
 2016年と同様であるが、改めて記す。検討したレースはJRAのレースのみである。データはネットで入手可能なものを使用している。種牡馬成績に関しては主に“競馬データベース - netkeiba.com”の“種牡馬リーディング”を使用した。その他独自のデータ整理にはJRAホームページや競馬ラボの出走表を活用した。
 本リポートを執筆するにあたり、ディープインパクト産駒(D)は独立してデータを眺めることにし、他の種牡馬の系統を主に以下のように束ねた。サンデーサイレンス系(S)、ディープインパクトを除いたサンデーサイレンス系(S−D)、まずサンデーサイレンス系の秘密?とディープインパクトの強烈な強さになんらかの答えが得られることを期待してサンデーサイレンス系を除いたヘイロー系(H)とは区別してグルーピングした。さらに、ノーザンダンサー系(N)、ミスタープロスペクター系(M)、ロベルト系(R)、ナスルーラー系(Na)、上記に該当しない非主流系(T)と分類した。通常ボールドルーラー系、グレイソブリン系などと独立させるところをナスルーラー系と広く括っている。血統を語るにあたって適当な方法とは言えないかもしれないが、ある程度の大きさの母集団を作るために作ったグループである。全出走回数は49148回。それぞれ系統の出走回数は(D):2025、(S):20277、(S−D):18252、(N):8166、(M):11537、(R):2890、(Na):4039、(H):1736、(T):503である。出走回数については昨年と大差はなかったが、(T)が5割増しになっていることに気付く。これは、昨年の新種牡馬トランセンド産駒の出走回数の大幅増およびノヴェリスト産駒の登場が理由である。
 レースの格は平場+特別(重賞除く)、重賞、エリートレースと3種類に分類した。エリートレースは平地のGI、GIIレースと定義した。

3. 結果
3-1 年間勝率
 まず、全体概要を把握するために、年間勝率を図1に示す(勝率=勝利回数/出走回数)。JRA全レースの平均勝率(全レース数/全出走回数)は0.070である。サンプル数の極端に少ない(T)を除いては各系統の年間勝率は昨年とほぼ同様であった。(T)の勝率が高いのは、その全体出走数の中で約3割を占めるトランセンドの勝率が0.109と高いためであるので、気をつけたい。競走馬の入れ替え(上の世代が抜け、下から新たな世代が入ってくる)は確実に行われているはずであるが、勝率の観点からはほとんど変化が見られない、加えて各系統間の差異は明確にはない、ということは覚えておきたい。選りすぐりの種牡馬だけが生き残っていく世界であり、1年単位で強いものは生き残り、弱いものは消えていく、そんな競争の世界であればこそ、生き残った種牡馬間での能力の差がそれほどないと考えれば、納得がいく。
 無論詳細に見れば、各種牡馬成績は天と地ほどの差があるし、年ごとに成績の変動も大きい。しかしそれを、父系を元に適当にグループ化し、平均化すればそこから違いを見つけることが難しいとなれば、「父系が同系統だから」という単純な理由で競争能力を論ずることに意味がないということになろう。

             図1 種牡馬系統の年間勝率

 種牡馬成績を個別に見ていくと、相変わらずディープインパクト単独の勝率(0.124)は平均値を大きく上回っている。2016年は出走回数が200回を超える種牡馬の中で勝率が0.1を超えたのはディープインパクトのみであったが、2017年はそれに迫る成績の種牡馬が多く出た。出走回数が200回を超えた72馬のうち、勝率が0.1を超える種牡馬はディープインパクト(D):0.124、キングマメハメハ(M):0.102、ルーラーシップ(M):0.101、シニスターミニスター(Na):0.119、ロードカナロア(M):0.180、ヘニーヒューズ(N):0.123であった。キングカメハメハ、シニスターミニスターは昨年までも好成績(いずれも2016年の勝率は0.090)を収めていたし、様々な場面で最適化されてきた結果、ジリジリ勝率が高くなっていると考えても良いだろう。ヘニーヒューズはもともと実績があり、輸入後、日本での初年度産駒が2017年にデビューしたので、活躍が目立ってきたというだけのことである。また、昨年も注目した2016年の新種牡馬ルーラーシップが期待通りの活躍をみせた。更に驚いたのが2017年デビューのロードカナロアの産駒が初年度から200回の出走数を数え、勝率0.180という結果を残したことである。2017年の成績を見る限り、ディープインパクトだけが特別な種牡馬であるということではなくなってきたとの印象を受ける。勝率が0.090以上の種牡馬はステイゴールド(S):0.099、アドマイヤムーン(M):0.092、ダイワメジャー(S):0.087、クロフネ(N):0.085マンファッタンカフェ(S):0.081、カネヒキリ(S):0.085、ヨハネスブルク(N):0.084、ダノンシャンティ(S):0.085、カジノドライブ(Na):0.080、ストリートセンス(M):0.081、スマートファルコン(S):0.085であった。キングカメハメハの下2頭がもはや後継種牡馬確定とばかりの大活躍であった。一方気になるサンデーサイレンスの孫世代は総じてイマイチ感があるが、ここではダノンシャンティ、スマートファルコンの名前が挙がった。カネヒキリは残念ながらこの世にはいない。2016年にはここに名前のあったハーツクライ、ハービンジャー、ゴールドアリュールなど惜しくもランク外になった。ヴィクトワールピサ、スクリーンヒーロー、パイロなどは、惜しくもなんともなく大きく成績を落としてしまった。

3-2 レース格別年間勝利
 次にレースの格別に勝率を計算してみた。本レポートで用いる父系の分類はあまり意味がないとすでに述べたが、話の流れとしてそのまま話を進める。結果を図2に示す。平場+特別の平均勝率は0.071、重賞の平均勝率は0.070、エリートレースの平均勝率は0.067であった。重賞などにレースを絞ってしまうと母数が少なすぎて精度には問題があると思われるが、比較的母数の多い(S)、(N)、(M)だけを見れば平場も重賞も勝率には大きな違いがない。これだけ一定値が出るということは、面白みのない結果であるが、勝率を元にした検討も信頼が置けるという証かもしれない。

            図2 レース格別勝率

ただ、2017年の成績でとても気になる点が出てきた。ディープインパクト産駒の重賞成績である。2016年のレポートでも述べたが、ディープインパクト産駒の成績、その高勝率は偶然ではなく、その証拠にレースの格に関係なく高い数値を維持している点を挙げた。ディープインパクト産駒の2016年の重賞の勝率は0.12を超えていた。図2の結果を見るとわかるように、産駒のレース成績を勝率で見れば、レースの格に関係なく同じ値になるのが普通である。今年のディープインパクト産駒の成績は平場と重賞では勝率が倍ほど違ってしまっている。原因としては①ただの誤差、②平場で勝つ能力があるが重賞では勝ちきれない、③重賞戦線にはディープインパクト産駒ばかりで潰し合いをしている、などが考えられる。①はあり得るだろう。②のようなことがあるのかは、甚だ疑問である(断定するのは難しいが、競争能力が自然の法則で決まるとしたら、能力が特異的な分布になるということは考えにくいので)。③も一瞬頭をよぎったが、2016年のディープインパクト産駒の重賞出走回数は280回、2017年は235回であるので当てはまらないだろう。

       図3 ディープインパクト産駒の年別成績

 図3にはディープインパクト産駒の年別成績を示した。高い年間勝率を毎年示していて、データとして信用していいように思える。一方重賞勝率は過去にも大きく変動しており、データ数の少なさからくる誤差として許容してもいいのではないかと思える。あまり気にしないようにしたい。

3−3 新種牡馬成績
 表1に主な新種牡馬の成績をまとめてみた。

種牡馬(系統)

年間勝率(勝利数/出走回数)

ロードカナロア(M

0.18537200

ハードスパン(N

0.1331398

ヘニーヒューズ(N

0.12326211

モンテロッソ(M

0.077791

ノヴェリスト(T

0.06810147

ストロングリターン(R

0.0657108

オルフェーブル(S

0.05810171

エイシンフラッシュ(M

0.05913222

ロジユニヴァース(S

0.065231

ローズキングダム(M

0.038378

エスポワールシチー(S

0.065346

シルポート(N

0.043123

スマートロビン(S

0.000028

トーセンロレンス(S

0.100110


 表1 2017年産駒デビューの種牡馬成績


ロードカナロア(M)とヘニーヒューズ(N)についてはすでに述べた。超ド級の新種牡馬といったところで、今後が非常に楽しみである。注目はロードカナロア(M)産駒の平均勝ち距離が1,467.6mであること。ロードカナロア自身の平均勝ち距離は1,246.2mだったので今後の産駒の適距離には気をつけたい。
 ここで好成績を収めたハードスパン(N)は残念ながら日本での供用は1年間のみでアメリカに帰ってしまった。
 問題はオルフェーブル(S)。期待も大きいし、GI阪神ジュベナイルFを含む重賞3勝とド派手なデビューだはあったが、勝率面では心許ない数値である。もっと心配なのは勝馬率(勝馬頭数/勝利頭数)が0.083なこと。近年の有力種牡馬と比較すると非常に低い。ロードカナロア(M)は勝率0.180、勝馬率0.349、ルーラーシップ(M)のデビュー年は勝率0.121、勝馬率0.257、キングカメハメハ(M)のデビュー年は勝率0.108、勝馬率0.267、ディープインパクトのデビュー年は勝率0.219、勝馬率0.459であったことから考えると名種牡馬への道は険しいかもと思わせる。しかし、今や押しも押されもしない大種牡馬である父ステイゴールドもデビューイヤーの勝率は0.044、勝馬率は0.115と低レベルだったので、これから数字を伸ばしてくる可能性はある。ただし、オルフェーブルは社台スタリオンステーション、ステイゴールドはブリーダーズスタリオンステーションだったことを考えると、邪推かもしれないがオルフェーブルの方が恵まれている環境なのじゃないかと考えると、少し心配である。

4. まとめと今後
 2016年、2017年と、JRAのレース結果を、父系を基準にして勝率という視点で整理を試みた結果、父系による差異を見出すことはできなかった。サンデーサイレンス系の活躍が目立つのは、生産数が多い(≒出走数が多い)からであり、サンデーサイレンス系種牡馬が特に優秀だからではない。より正しく言うと、サンデーサイレンス系種牡馬にはファンの記憶に残るような優秀な種牡馬もいれば、平凡な種牡馬もいれば、不出来な種牡馬もいて、その平均値は他の系統と同じということになる。別の視点では、サンデーサイレンス系産駒の勝ち数は多いが、負けている産駒も多いということである。競走馬の能力が親馬に依存することは否定できないが、単純に父系でくくったところで、答えは何も得られなかった。誤解の無いように補足をさせてもらうと、競走馬の血統に夢も希望もないというつもりはない。どんな系統の種牡馬であろうと希望があるということを言っておきたい。
それでもなぜ、競馬界では系統の偏りということが起きるのであろうか?世界の主流血統はノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系だと言われたり、日本だけはサンデーサイレンス系だと言われたり。海外競馬のデータは解析していないので、自信を持って言いにくのであるが、海外の大レースで日本産馬が活躍をしている事実もあれば、本レポートで述べたように、サンデーサイレンス系が、特に日本の馬場に向いているという事実はない。偏る理由が見つからない。おそらくそこに科学的な根拠を見つけるのは難しいだろう。原因は馬にはなく、競馬界に携わる人間たちの心理状態にあるのではないかと、個人的には想像している。系統の偏りを拠り所に議論を進めることは意義を見出せなくなってきた。
ある意味楽をして競走馬の秘密に迫ろうとしたのであるが、失敗に終わった。日本で勢いのあるサンデーサイレンス系、あるいはディープインパクトの成績から何かヒントを得られれば良かったが、それは難しそうである。それでもここで諦めたくはないので、今後の研究ネタを模索中である。例えば、以下のような整理を試みている。図3と図4には種牡馬成績(勝率)の分布を示してある。図3には全種牡馬の結果を示してある。中には出走回数数回の産駒の成績も含まれているので、データの質が気になったため(産駒未勝利の種牡馬は170頭いる)、図4には出走回数が200回以上の産駒のみの結果を示した。まだ結論は出すには検討が足りないが、少し突っ込んでみる要素がありそうに思う。いずれのグラフも単純な確率分布では説明できそうもない、多峰性を感じさせる分布状態である。もしかしたら種牡馬の能力は、単に確率論で能力に差があるのではなくて、根本的にポテンシャルの異なる種牡馬群が複数種類存在している可能性がある(しつこいようであるが結論は出ていない。)。そうだとしても原因はまだ白紙の状態である。馬そのものなのか、その環境なのか、あるいは人為的な何かが作用しているのか。今後はこの辺りを切り口にして解析してくことにしたい。

   図3 2017年に出走実績にある全種牡馬産駒の勝率の分布

   図4 2017年に200回以上の出走実績のある種牡馬産駒の勝率の分布

5. おまけ
 2017年の世界の主要レースの結果を、グリーンチャンネルで放送されていた“2017ワールドレーシングレビュー”という番組で取り上げられたレースを元に振り返ってみる。番組内では“ビバジャパン”という日本産馬に焦点を当てたコーナーがあったために、若干違和感のあるレース選定となっているかもしれない。

表2 世界の主要レースの優勝馬と種牡馬

レース名

距離(m

優勝馬

種牡馬(系統)

ペガサスワールドC

D1800

アロゲート

Unbridled’s SongM

ドバイワールドC

D2000

アロゲート

Unbridled’s SongM

パシフィッククラシック

D2000

コレクテッド

City ZipM

ウッドウォードS

D1800

ガンランナー

Candy RideM

ペンシルヴェニアダービー

D1800

ウエストコースト

FlatterNa

ブリーダーズCクラシック

D2000

ガンランナー

Candy RideM

クレイヴンS

1600

エミネント

FrankelN

グリーナムS

1400

バーニーロイ

ExcelebrationN

2000ギニー

1600

チャーチル

GalileoN

2000ギニー

1600

ブラムト

RajsamanN

2000ギニー

1600

チャーチル

GalileoN

セントジェームスパレスS

1600

バーニーロイ

ExcelebrationN

クイーンアンS

1600

リブチェスター

IffraajM

サセックスS

1600

ヒアカムズホエン

Danehill DancerN

ジャックマロワ賞

1600

アルワケール

Dream AheadT

ムーンランドロンシャン賞

1600

リブチェスター

IffraajM

サンチャリオットS

1600

ローリーポーリー

War FrontN

クイーンエリザベス2世S

1600

パースエイシヴ

Dark AngelN

ブリーダーズCマイル

1600

ワールドアプルーヴァル

Northern AfleetM

香港マイル

1600

ビューティージェネレーション

Road to RockN

ネルグウィンS

1400

ダバン

AcclamationN

フレッドダーリンS

1400

ダビヤー

SepoyM

1000ギニー

1600

ウィンター

GalileoN

1000ギニー

1600

プレシュース

TamayuzM

1000ギニー

1600

ウィンター

GalileoN

コロネーションS

1600

ウィンター

GalileoN

チェシェアオークス

2200

エネイブル

NathanielN

英オークス

2400

エネイブル

NathanielN

愛オークス

2400

エネイブル

NathanielN

ジェベルハタ

1800

デコレーテッドナイト

GalileoN

タタソールズGC

2100

デコレーテッドナイト

GalileoN

仏ダービー

2100

ブラムト

RajsamanN

仏オークス

2100

センガ

BlameR

プリンスオブウェールズS

2000

ハイランドリール

GalileoN

エクリプスS

2000

ユリシーズ

GalileoN

バイエルンヅフトレネン

2000

イキートス

AdlerflugN

ナッソーS

2000

ウィンター

GalileoN

インターナショナルS

2050

ユリシーズ

GalileoN

愛チャンピオンS

2000

デコレーテッドナイト

GalileoN

英チャンピオンS

2000

クラックスマン

FrankelN

EPテイラーS

2000

ブロンドミー

TamayuzM

BCフィリー&メアターフ

1800

ウエダ

DubawiM

香港カップ

2000

タイムワープ

ArchipenkoM

香港ダービー

2000

ラッパードラゴン

Street BossM

香港スプリント

1200

ミスタースタニング

Exceed And ExcelN

クイーンエリザベスS

2000

ウィンクス

Street CryM

コックスプレート

2040

ウィンクス

Street CryM

ダービートライアルS

2000

クラックスマン

FrankelN

ディーS

2000

クリフスオブモハー

GalileoN

英ダービー

2400

ウィングスオブイーグルス

Pour MoiN

愛ダービー

2400

カプリ

GalileoN

ドバイシーマクラシック

2400

ジャックホブス

HallingT

コロネーションC

2400

ハイランドリール

GalileoN

サンクルー大賞

2400

ザラク

DubawiM

キングジョージ6世&クイーンエリザベスS

2400

エネイブル

NathanielN

ベルリン大賞

2400

チンギスシークレット

Soldier HollowN

ヨークシャーオークス

2400

エネイブル

NathanielN

バーデン大賞

2400

ギニョール

Cape CrossN

ニエル賞

2400

クラックスマン

FrankelN

ヴェルメイユ賞

2400

バティール

DubawiM

フォワ賞

2400

チンギスシークレット

Soldier HollowN

愛セントレジャー

2800

オーダーオブセントジョージ

GalileoN

凱旋門賞

2400

エネイブル

NathanielN

ジョーハーシュターフクラシック

2400

ビーチパトロール

Lemon Drop KidM

ブリーダーズCターフ

2400

タリスマニック

Medaglia d'OroN

コーフィールドC

2400

ブームタイム

Flying SpurM

メルボルンC

3200

リキンドリング

High ChaparralM

香港ヴァーズ

2400

ハイランドリール

GalileoN

UAEダービー

D1900

サンダースノー

HelmetN

ドバイターフ

1800

ヴィブロス

ディープインパクト(D

クイーンエリザベスIIC

2000

ネオリアリズム

ネオユニヴァース(S

コリアスプリント

D1200

グレイスフルリーフ

ゴールドアリュール(S

コリアC

D1800

ロンドンタウン

カネヒキリ(S

エミレイツS

2000

トーセンスターダム

ディープインパクト(D

ヒルプリンスS

1800

ヨシダ

ハーツクライ(S

ブリーダーズCジュベナイルフィリーズターフ

1600

ラッシングフォール

More Than ReadyH

ベレスフォードS

1600

サクソンウォリアー

ディープインパクト(D

レーシングポストT

1600

サクソンウォリアー

ディープインパクト(D


 表2を参照すると、何となくではあるが、大レースの勝ち馬は特定の種牡馬に偏りがあるような印象である。これもまた本質なのか、たまたまなのかが気になるところである。Frankelが早くも世界レベルの産駒を出してきた。さすがである。また、番組で取り上げられた日本国内の種牡馬はすべてサンデーサイレンスの系統であった。

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